日々是好日 シンプル生活と子育てとアート

読書と音楽と美術館、ソーイングのこと。時々文楽と心理学。

「若き芸術家たちへ 願いは普通」

京都での正月。

 

弟一家の麻雀牌のじゃらじゃら音をバックに

「若き芸術家たちへ  願いは『普通』」

佐藤忠良 安野光雅

を読む。

 

デッサンの大切さ。見る力。経験が宝物。

強い自己顕示欲だけで、何かを作り続けていくのは、難しいのだなと思う。

 

「わたしは、このごろの絵や彫刻すべて、いわば表現と呼ばれているものを見ると、『普通にやればいいのになあ』と思うんです。」

「普通」というのは、「大多数の人がやっていること」ではないだろう。絵や彫刻の基本。「見る」「手を動かす」ということ。

わたしの「普通」って、なんだろう。

 

それにしても、佐藤忠良さんの彫刻は、ほんとにかっこよい。

実物を探すと、滋賀県の美術館にある。

京都の帰りに行こうと旦那に早速相談した。

2017年は.アートが好きという自分の気持ちにもっと忠実になる。

 

年末年始、いろんな人と話して、

自分がずっと興味のあることは、「翻訳」なのだなとぼんやり思う。

言葉にならないものを、言葉に置き換えていくこと。

絵画や音楽、文楽

同じ言葉を使いながら、すれ違う人々の思い。

 

いろんな形で表現されている力を、必要としている人に届けたい。教育の仕事をしていたのも、そういう思いからだった。

どういう形になるかわからないけれど、自分の中の引き出しは、少しずつ、でも着実に増えている。

少し楽しみだ。