読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々是好日 シンプル生活と子育てとアート

読書と音楽と美術館、ソーイングのこと。時々文楽と心理学。

わかるということ。わからないということ。

日本のカウンセラーの第一人者であった河合隼雄さんが、好きだ。

河合さんのたくさんの著作に影響を受けた。

中でも、一番、自分の心に響いたものは、

「カウンセラーは、クライアントの心にぴったりと焦点を当てて、希望を持ちながら、共に居続ければいい。だけど、それが、どれだけ難しいことか。」

 

心理セミナーなどに行くようになり、カウンセラーの仕事をされている方にお会いする機会も増えた。

すごく洞察力のするどい方も多くて、

私の資質や私の生き方のパターンなど、すっかり見抜かれているなだろうなと思う人もいる。これから先の私の課題も見抜かれていて、貴重なアドバイスをもらったことも何度もあった。

 

で、私はというと、そういう資質はあまりない。生徒をひっぱっていくという資質はない。たぶん、興味もない。

その子がどうなっていくのか、などを本当に考えなくなっている。

一瞬一瞬を全力で肯定して、そばにいれたらいいな。

たぶんそれだけだ。そしてそのことの難しさも痛感している。

 

こういうのあまり保護者の人には言わない。(たぶんすごく不安にさせてしまうし)

でもこれが一番子どもの能力が伸びる近道な気がするんだよな、と20年近く、教え続けた経験から思うのだ。なぜか子どもたちは勝手に元気になって、勝手にやる気を出していく…。(他の人もそうすべきまでは思わない)

 

ただ、「それって、傷の舐め合いでしょ」と同業者に言われたことがずっとひっかかってたのだ。

 

河合さんの言葉に、勝手にだけど、

強く肯定された気がした。

 

そして、 私は何気なくやってきたことだけど、

みんなができることでもないんだなと気づいた。

道筋見えちゃう人には難しいと思う。

 

いろんなやり方があったほうがいいのだ。

そして、私は、子どもの行く道筋など、全然予測できないまま、ただその子の存在にただわくわくしながら、そばで一緒に楽しみ続けたいなと思うのだ。